■2009年11月

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■「上帝禁區」冷言

「鎧甲館事件」に続き、冷言が「鎧甲館事件」の前に書いた長編第1作「上帝禁區」を読む。「鎧甲館事件」作中に出てくる「雙子村事件」の話。
今回は、10日ほどで読了できた。前回よりもかなりペースが速くなっているので、素直にうれしい。
この作品も、構成に凝っている。

(以下、ややネタバレあり)
まず登場するのは、作者と同名の冷言。生物学の研究者兼推理作家。幼いころの記憶の一部が欠けている。座談会に出席したときには自分とそっくりな人間を見かけるなど、多重人格ではないかと疑っている。彼が古本屋のスクラップで見つけて興味をもったのが、40年前の「雙子村惨劇」事件。
あるものは頭部、あるものは右腕と右上半身…と、いずれも体の一部が欠損した死体が5体発見された。40年前、「雙子村」で起こった奇怪な事件だ。

一方、警察を退職した老探偵・施田は、この未解決のままの事件を調べるため、梁羽冰、姚世傑と共に雙子村にやってくる。彼らの到着と時を同じくして村で起こった密室殺人事件。
200年前から村を代表する林家は、代々双子が生まれる家系。現在の当主は林紀年、その息子も双子。殺されたのは林紀年らしい。

事件の進展を記述する章と交互に、誰とは明示していないモノローグがはさまる。
事件が解きあかされる中でみつかった手記には、クローン技術による人間のクローン実験の記述が……。

40年前の事件の真相もサプライズ。
冷言と姚世傑の関係も、予想のさらに上を行くサプライズ。
いやぁ、今回もやられた。やるなぁ、台湾ミステリー!

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アジアの萌えとおたく情報を追いかけています。
「全アジア メイド喫茶カタログ」「萌えるタイ読本」などの同人誌をつくっています。

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