■2011年06月

■スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■呂仁「桐花祭」

このところ、台湾のミステリー小説の読書があまり進んでないですね。
先日読んだ本「第四個兇手」は、台湾のミステリーかと思って買ったら中国のミステリーだったし。
今読んでいる台湾のミステリーは、「桐花祭」(呂仁)。6作収録された短編集で3作めの途中まで読んだところだが、これはなかなかおもしろい。最初の「桐花祭」は、桃園に引っ越してきたばかりの夫婦に起こる「日常の謎」。古いカメラに入ったままになっていたフィルムを現像してみたら4年前旅行に行ったときの写真が写っていた。このとき旅行先で出会ったカップルの写真もあったので、親切心でプリントを送ってあげたら、「ネガを寄こせ」とか「ネガを買い取る」とかいった不審な電話がかかってくる……。とりたてて殺人事件とか起こるわけではないが、真相解明に至るまでのプロセスもおもしろく、日常の謎ものとして楽しめた。
2作め「上行列車殺人事件」は、冒頭に台中→台北、台東→台中、台東→台北の自強號の時刻表が掲載されていた。ほぼ同時刻に台東を出発する2本の列車。台東から北回りで台北に行く列車の中で女が服毒死。台東から南回り(台中経由)で台北に向かう列車に乗っていた男(女の元恋人。列車に乗る直前まで行動を共にしていた)に殺人の容疑がかかるが、女が死んだ時点では男はこの南回りの列車に乗っていたという鉄壁のアリバイが……。
というわけで、これはどうしたって時刻表を駆使したアリバイトリックものか、と期待がかかるが、実はアリバイトリックものではなかったというまさかの展開が。
さすがにこの時刻表でアリバイトリックは無理か。そういえば、台湾の鉄道を舞台にしたアリバイトリックものって私の知るかぎりまだないような。台湾の作家が書いた、スイスの鉄道を舞台にしたアリバイトリックものはあるが。

スポンサーサイト

検索フォーム

プロフィール

moeruasia

Author:moeruasia
アジアの萌えとおたく情報を追いかけています。
「全アジア メイド喫茶カタログ」「萌えるタイ読本」などの同人誌をつくっています。

QRコード

QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。