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■軒弦「密室謀殺案之天黑請閉眼」

買ったのは台湾版だが、中国の推理作家・軒弦の短篇集。
4編が収録され、どれも見るからに本格推理らしい魅力的な設定。とくに1作目の「完美密室」は最高。ある村の地主の嫁が大量殺人を犯し、3階建ての建物に閉じ込められる。窓はすべて鉄格子がはめられ、ただひとつの出入り口には12個の鍵がかけられ、それぞれ別の人間が管理していた。それから20年、ずっと外界と遮断された生活を送ってきたこの女性が、手、足、首を切断されて天井から吊るされているが発見される。この完全な密室で、誰がどうやって殺人を犯したのか?
冒頭に〝軒弦的密室講義〟と題して独自の密室分類が記され、本文中でもこれを使って事件の推理がされているという力の入れ具合。
これはすごい、と思っていたのだが、ネットで軒弦について調べたところ、「トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く」というブログで、この作品の「すべてがFになる」パクリ疑惑についてふれていた。
早速、十数年前に読んだ森博嗣「すべてがFになる」を読み返してみた。たしかに、これは偶然の一致というには似すぎていますね。トリックのアイデアだけなら偶然重なる可能性もあるけど。

しかし他の作品もどれも本格推理への愛が感じられ好感がもてる。4作目「亡霊的殺戮傀儡」も冒頭、この作品では双子トリックと叙述トリックを用いるとあらかじめ宣言するなどして、本格推理ならではの趣向をたっぷり盛り込んでいる。
この著者の他の作品も読んでみよう。

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アジアの萌えとおたく情報を追いかけています。
「全アジア メイド喫茶カタログ」「萌えるタイ読本」などの同人誌をつくっています。

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